頭痛
一口に「頭痛」といっても、様々な種類があります。
①緊張性頭痛
②片頭痛
③群発頭痛
④血管拡張性の頭痛
このうち②片頭痛③群発頭痛は、整体での対応は難しいといわれていました。
しかし②片頭痛や③群発頭痛の原因のほとんどは首の筋肉に問題があり、その処理をすれば改善いたします。
首は簡単に揉みほぐすことができると思われるかもしれません。
しかし首の筋肉は実に様々な筋肉で構成されており、その構成をしっかり把握していなければ、正しい処置ができません。
ただ単に揉んでも改善はなく、逆に悪化することさえあります。
またその首のコリが、肩や肩甲骨周りのコリから生じていている場合もあります。
以上のように頭痛といっても様々な要因が考えられますので、正しい処置をきちんと把握する必要があるのです。
それができれば片頭痛・群発頭痛を改善することは決して難しくはありません。
④血管拡張性の頭痛に関しても手技整体は不適応と言われていました。
これは手技によって血管が拡張し、余計に神経を圧迫して症状を悪化させてしまうからということでした。
ですがこれも正しい処置によって、改善の方向に導くことができます。
なぜ手技によって改善できるのか。
頭部の血管だけが拡張してしまう理由を、お考えいただけたらと思います。
つまり首・肩・肩甲骨周りの筋肉が凝って収縮し、血流が阻害されることにより、頭部だけの血管拡張が引き起こされているのです。
それによって頭痛が発生するのですから、首・肩・肩甲骨周りの筋をよく緩め、この部位の血管を広げる処置をすれば、頭の血管を拡張させる必要がなくなり、痛みが改善するわけです。
また妊娠中においても頭痛は起こりやすくなります。
それは流産を防ぐために強い交感神経緊張状態が続き、それによって血管が収縮してしまいコリが進行してしまうからです。
このような妊婦さんに対しても、マタニティ整体という形で頭痛への対応をいたします。 マタニティ整体は横向きなど負担にならない姿勢で行う、非常にやさしく安全な方法ですのでご安心下さい。
以上のように、あらゆる種類の頭痛(くも膜下出血などの病から発生する重大な問題を場合をのぞく)は、適切な処置により改善することが可能なのです。