五十肩
五十肩は、回旋筋腱板(別名ローテータ・カフ=肩にある4つの筋肉)が強く短縮することにより起きる症状です。
そしてその強い収縮によって回旋筋腱板にトリガーポイントが発生し活性化すると、筋肉が十分伸びなくなり、ちょっとした動作orスポーツでの筋肉断裂という事態を引き起こしてしまいます。
このように五十肩の痛みには、
①炎症性の痛み(筋断裂or筋肉の石灰化による)
②トリガーポイント活性化による痛み
と二種類あり、その症状期は大きく三つに分類できます。
1.①炎症性の痛みだけの時期
2.①炎症性の痛み+②トリガーポイント活性化による痛みの混合期
3.②トリガーポイント活性化による痛みだけの時期
このうち①炎症性の痛みは、何週間も何ヶ月も続くことはありません。
ですので痛みがかなり長く続いている場合は、
3.②トリガーポイント活性化による痛みの時期と考えてよいと思います。
ですのでこのトリガーポイントが活性化しないような処置をしない限り、長い間(場合によっては一・二年の)痛みに苦しめられます。
しかしこの処置が正しくされれば、短期間で五十肩の痛みから脱することができるのです。